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カブトムシダイエット

カブトムシダイエット

日野原重明先生の健康法

粗食、少食は長寿につながる?日野原重明先生の健康法日野原先生のお食事 聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生は、今年96歳になられますが、超人的にご活躍です。

 先生は10年前から食事は夜のみで、朝はコーヒー、ジュース、ミルク、オリーブ油を摂取され、昼はミルクとクッキー2個だけとか。

 夜は茶碗半分ほどのご飯、たっぷりの野菜、それにヒレ肉か魚で1日1300キロ・カロリーに制限されています。

 先生の基礎代謝が1200キロ・カロリーで、100キロ・カロリーを毎日頭脳活動と運動に使っている計算になるらしい。



 日野原重明先生の健康法は、運動と粗食とご本人がおっしゃっています。そして、今の若者は食生活が豊か過ぎるから、老化が早いのではないかと危惧しておられます。


日野原重明先生の生活習慣 「文藝春秋」の2007年3月号に「百歳で現役、健康心得10ヶ条」という題で日野原重明先生を紹介した記事が出ている。

 2007年8月には、日野原先生はメキシコを8日間訪問され「新老人の会」現地支部設立総会に出席されたそうです。
 「新老人」の会員の条件は、「75歳以上で元気」な老人であること。60歳以上についてはジュニア会員、20歳以上はサポート会員として入会を認めているが、あくまでも主役はシニア会員だそうです。

 その中で友達、仲間を作り、お互いの得意分野を教えあったり、様々な活動を展開していくようです。ボランティアをすること、「他の人のための時間」を設けることで、自分や家族を大事にする気持ちが生まれ、違う環境に身をおくことで新しい自分を発見できるだろうと、日野原先生は言われています。

 満96歳の先生の気力、体力にため息、脱帽、「どうしてそんなに元気なの」という疑問がわいてきます。そして、その答えらしきものが「10の生活習慣」にまとめられている。



日野原重明先生の「10の生活習慣」
*少食
 腹八分目は科学的にも正しい。80歳から1日1300キロカロリーに。30代の体重や腹囲を保つと良い。
*植物油をとる
 ヤシ油以外のものならOK。肌のハリを保つ。肌のハリは、気持ちのハリにつながる。細胞を若く保つには、大豆製剤のレシチンを温牛乳に入れると良い。
*階段は一段飛びで
 これはちょっと危険かも。先生の体力に完敗。
*速歩
*いつも笑顔で
 そういえばテレビで拝見する時もいつも目が笑っている感じです。
*首を回す
 後ろから呼ばれた時、肩ごと身体を向けるのではなく、首だけ回すとはつらつと見える
*息を吐ききる
 吐ききると腹式呼吸が簡単にできる。新鮮な空気がたくさん身体に取り込める。
*集中
 仕事、趣味に時間を有効に使うためには集中することが一番大切。
*洋服は自分で購入
 服を選ぶことは楽しい。おしゃれになると、歩き方までかわる。
*体重、体温、血圧を測る
 自分の身体は自分で守る。日々の変化を記録する習慣を。ベストの数値を知っておく。自分の30代の数値に似ているはず。

 以上の10項目を、できることから少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうかと、日野原先生はおっしゃっています。     

■呼吸法■

私は抗加齢医学にずっと関心をもってきました。いわゆる「アンチエイジング」を考える時、呼吸の仕方はとても重要な役割を果たします。
呼吸には胸を上下させて行う胸式呼吸と、おなかで行う腹式呼吸があります。腹式呼吸は効率のよい呼吸法といわれていますが、正しいやり方を知らない人は意外に多いようです。
腹式呼吸がよい理由は、深い呼吸ができるからです。ストレスの多い環境に生きる現代人は浅く速い胸式呼吸になりがちですが、浅く速い呼吸では、体内の細胞に酸素が十分に供給できないのです。
東洋には、古くからの腹式呼吸法である丹田呼吸法があります。ルーツはお釈迦(しゃか)様の時代にまでさかのぼるといわれ、座禅の時の呼吸もこれです。丹田とはおへそと肛門(こうもん)を線で結んだちょうど中間の部分をさします。この丹田を意識しながら、おなかと背中がくっつくようなイメージで長い時間をかけて口から息を吐ききり、今度は鼻から同じくらいゆっくりと息を吸うのです。熟練した禅僧の場合、この吐いて吸っての一連の動作が、1分間に6回程度になるそうです。呼吸数は減ってもたっぷりと酸素をとりこむことができる呼吸法です。
現代の腹式呼吸では、横隔膜や腹筋の働きが重要になってきます。十分に息を吐き出そうとすると、自然に腹筋に力が入り、内臓や横隔膜を押し上げます。腹筋が緩むと、今度は自然に息を吸い込むことができます。呼吸というと、息を吸うことが重要と考える人が多いようですが、私はむしろ吐くことを大切にしたいと思います。
私は階段を上がるときに、自分で「吐いて、吐いて、吐いて」とかけ声をかけるように空気を吐き出しながら、まず3段上がり、次の1段を上がる時にすばやく空気を吸い込みます。力んで息を吸わなくても、自然に体に空気が入りこむのです。
駅でエスカレーターに乗る若い人と競って、私が先に上階に達すると、いつも「やったな」と心の中でガッツポーズです。この達成感がますます私を健康にしてくれるのです。
皆さんもエレベーターやエスカレーターに乗らないで、こんな要領で階段を上れば、足腰が鍛えられるだけでなく、腹筋と横隔膜がよく収縮し、自然と効率のよい腹式呼吸ができるようになるはずです。最も手軽なアンチエイジング法です。

日野原重明『生きかた上手』


からだによい呼吸法は、静かで深い腹式呼吸。

重点は息を吐くことにあるそうです。

息を吐いて、吐いて、肺のなかを空っぽにするのがコツ。

息を吐き切ってしまえば、胸部は真空状態となり、
空気が自然に胸のなかに流れ込んでくるのです。

息を吐くことに重点を置くよい呼吸法は、
そのままよい生きかたにも
あてはまると日野原先生はおっしゃいます。

「自分がもらうことばかりを優先して、他人に対して出し惜しみをしていると
 心は満たされるどころかしなびれてきます」

「ハァーと大きなため息をついて空気を出すと、からだにいい。
 同じように、心の健康のためには、
 自分の能力を他人のために存分に使うことが一番なのです」



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